「承継」と「継承」の違い

先日、依頼者様と打ち合わせ中に、承継と継承ってどう違うんでしょうか?というお話になりました。私たちは、普段から一般承継、特定承継といって「承継」という言葉をよく使います。

私は、あまり深く考えたことがないことを前置きしたうえで、

承継は、相続のように、その人の存在や状態そのものがそっくり受け継がれることで、継承は、あえて受け継がせることのような意味ではないでしょうか。

というお話をさせていただきました。が、気になったので、調べました。

『大辞林 第三版』によると、「承継」と「継承」は、次のように解説が記載されています。

承継:先の人の地位・事業・精神などを受け継ぐこと。
継承:先の人の身分・権利・義務・財産などを受け継ぐこと。

とのこと。

個人的にはあながち間違いではなくほっとしました。承継か継承かという言葉の違いも大事ですが、もっと大事なのは「引き継いだら、結局どうなるの?」というお話ですね。

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